仕事で一週間ほど北海道は札幌にいた。
撮影の仕事で訪れたため自由な時間は少なく
ほとんど観光はできなかったのだが
札幌は別に忙しく観光をしなくたって
旅の気分を盛り上げてくれた。
千歳空港に降り立ち、澄んだ空気と涼しい風、
北の大地が持つ壮大なフロンティアを感じた。
北海道の何が好きって、
やっぱり美食の数々じゃないだろうか?
海の幸はもちろんだが、
ラーメンやジンギスカン、スープカレーに豚丼…
必食のご当地グルメが目白押しだ。
さあ、何から食べよう?
迷った挙句、最初に口にしたのはコレだった。
「成吉思汗」
読めますか?
ジンギスカンを漢字で書くとこうなる。
ご存知のようにジンギスカンは羊肉料理で、
マトン(成羊肉)やラム(仔羊肉)を用いた焼肉料理。
日本発祥の料理で、北海道の郷土料理として知られているが、
他に岩手県、山形県、福島県、長野県、岡山県などでも
常食されているそうだ。
向かった先は「成吉思汗 だるま 本店」。
ところで北海道には2つのタイプのジンギスカンがある。
あらかじめタレに漬け込んで下味を付けた
「味付けジンギスカン」と、
生肉を焼いてタレを付けて食べる「生ジンギスカン」。
この2つには境界線があり、
「味付け」が主流なのは旭川など北海道北部で
「生」が主流なのは札幌や函館など北海道南部だ。
ここ「成吉思汗 だるま」は生ジンギスカンが食べられる。
席はカウンターのみで、
七輪で起こした炭火を入れて、
特注のスリット鍋を使ってお肉を焼く。
店員さんが油をひいてくれるので、
タマネギ、ネギなどの野菜を乗せて肉を待とう。
365日毎日欠かさずに仕入れているマトン肉は、
毎日開店直前に届くので、とにかく新鮮。
ジューっと両面を焼き、
特製のタレにくぐらせて口に運ぶと、
どんな焼肉よりも感動する旨さ。
もう、無限に食べていられそう。
お肉を3回お替りし、
シメはタレをお湯で割って
スープにしていただくのがオススメ。
行列必死な店だけど、
ここのジンギスカンを食べずに
札幌を後にはできない。
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