2019年高尾山こけしまつり

先週に引き続き、
今日もまたこけしを求めて早起きをする。
いつもの通勤よりも早い、7時半の電車に乗り、
向かったのは高尾山。

ケーブルカー高尾山駅横にある「スミカ」で開催される
「2019年高尾山こけしまつり」。
山谷レイ工人が参加した去年が初開催で、
今年は阿保正文工人が参加する。
どちらも津軽系こけしの工人である。

なぜ高尾山でこけしまつりなのかというと、
2016年から、ここスミカだけで
「高尾山こけし」が販売されている。
津軽系こけしの工人に作製を依頼していて、
胴模様は高尾山にちなんだ
天狗・スミレ・ヤマユリなどが描かれる。
高尾山土産として人気を集めている。

高尾山口駅に着いたのは9時過ぎ、
紅葉の季節だからかすごい人だ。
人混みをかき分けるように登山開始。

道は舗装されているのだが、
意外と急勾配な上り坂が続き、
人も多いので歩きづらい。
それでも早足で中腹にある
ケーブルカー高尾山駅を目指した。

開店10分前の9時50分、スミカに到着。
10人ほどが行列を作っていた。
ワクワクしながら息を整え、開店を待つ。
阿保正文工人は、こけしづくりの実演準備を始めていた。

開店と同時に、こけしの販売コーナーに人垣ができた。
今回は津軽系こけし工人作品中心に
全国11系統の伝統こけし約1000体が並ぶ。

まずは阿保工人の作品を手に取り、
あとはなかなかお目にかかれない工人の作品をキープした。
その中から4体に絞って購入した。
先週は5体、そして今日は4体、
毎回1体だけにしようと思って出かけるものの
こうやって複数買ってしまう…。

では、今回の4体。

 

まずは阿保正文工人(津軽系)で、
高尾山らしく天狗をモチーフにした
今回だけの特別な1体。

 

 

高田稔雄工人(弥治郎系)の作品で、
1体だけ見つけた天狗をモチーフにしたこけし。

 

 

今晃工人の元に定期的に通いつつ製作活動をしている
石川美祈子工人(津軽系)の作品。
最後の1体だった。

 

なかなか目にしない南部系こけし。
田山和泉工人の作品。

今回も7000円くらい使ってしまったが
お目当ての作品やレアな作品が入手できて大満足。
朝イチの登山もしんどかったけど、気分は良かった。

 

 

帰りは高尾山口駅から15分ほど歩いた山間にある
「蕎麦と杜々」でそばを食べることに。
http://soba-toto.com

隠れ家的な店で、
これはふらっと見つけることは無理だろう。
地元八王子産の野菜を天ぷらにした
「天せいろ」を注文。

1750円と、やっぱりそばは高級品だよね…。
ボリュームも正直足りないけど、
味はもちろん、雰囲気が楽しめるのがよく、
満足度は非常に高い。
特にこういう良い店を見つけたときは。

今回もいい“こけし旅”だった。

 

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