ハルタビ’15(インドネシア編) #4 end of the day

ジョグジャカルタから約70㎞、
古都ソロを旅する。

ソロからひと足延ばして
サンギランにも寄りたかったので
出発は午前7時のハズだった…。

 

ダメなドライバー

30分遅刻してきたドライバー。
ヘラヘラしながら、まるで悪びれた様子はない。
こういう調子がいいヤツほど
決まって仕事ができない。

「ガソリンを入れたいからお金を…」

ガソリン代込みでしょ…
とぼけたことを!

「朝食を買っていいかな?」

そそくさと小さなマーケットに消えた。

のらり、くらり。
トイレに行きたい、
(さっきのガソスタで行っとけよ!)
眠いから顔を洗いたい、
(さっきのトイレで洗っとけよ!)

出発から2時間経過。
本来の到着時刻なのに、まだ半分も来ていない…泣

そして極めつけは、
「道がわからない…」
車を停めては聞き込みを
道行く人に何度も尋ねる始末…。

もうっっ!
今日は夕方に国内線移動があるので
気持ちが焦る。

結局かなりを遠回りをしていたようで、
最後は『地球の歩き方』で案内をして
なんとかサンギランに辿り着いた。

 

サンギラン初期人類遺跡

サンギランはジャワ原人の頭骨が発見された村で、
世界遺産にも登録されている。
博物館を訪れたが、あまりに時間が押していたため、
20分の駆け足コース…。
頭骨だけ見られれば良しとしよう。

1936~1941年の発掘調査により
原人類の化石人骨が数多く発見された場所で、
中でも有名なのがジャワ原人の頭蓋骨や歯、大腿骨など。

後に50体ほどの化石人骨が次々と見つかっている。
150万年前ごろからの人類の進化を知るための手がかりとして、
大変貴重な発見だったらしい。
ちなみに1996年に世界遺産に登録されている。

 

古都ソロ

続いて古都ソロへ。
到着すると時刻は午後12時半。
残念ながら残された時間は2時間しかない。
まったく、ハズレドライバーのせいで
2時間以上ロスをしたのが悔しい。

それでも気をとりなおして古都を歩く。
細い路地に迷い込むと、
そこは小さなバティック店が
いくつも軒を連ねていた。
カウマン地区と呼ばれるバティックの町。

ソロ川のほとりの古都で、正式名称はスラカルタという。
18世紀には首都であったがマタラム王朝が分裂し、
2つの王朝が誕生した。
いまも街には二つの王宮があり、
それぞれ趣きが違うそうだ。
今回は時間がないので、古い街並みを歩き、
バティックや雑貨を眺めることにした。

のんびりとした風景、
これを求めてここまで来たんだよ!
たった2時間だったが、喧騒を忘れ、
たゆたうような時間を過ごした。

 

あいにく買物をする時間はなくなってしまったが、
次の街でおみやげは探すことにしよう。
油断ならないドライバーなので、
早めにソロを後にし、ジョグジャの空港を目指した。

 

ライオンエアー

18:10 ジョグジャカルタ→19:15バンドゥン

日本を出発する日に
スマホで取ったライオンエアー。
インドネシアのLCCで料金は5000円。
しかも預けの荷物は無料だった!

バンドゥンは高原の街。
情報はほとんどなく、
宿も昨日スマホで予約した。

なんとかなるはず。

旅の終わりを感じながら
行きあたりばったりの旅を続ける。

 

旅のカケラ/slideshow

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