フユタビ’13(モロッコ編)#4 モンタージュ

朝6時、アザーン(礼拝の合図)ともに目を覚ます。
モロッコの港街、エッサウィラにいる。

 

朝の湊町

日本から40時間かけてようやくたどり着いた安息地。
ここまで3時間しか寝ていなかったので、
質の高い睡眠がとれた気がする。

朝食前、早速港散歩に出かけた。
城壁に囲まれた路地を歩き、
潮騒が聞こえる方へ歩を進める。

波に煌めく朝日、海鳥の声。
まるで古い映画に迷いこんだような不思議な気分。

街歩きも楽しいが、モロッコは買物天国!
異国情緒たっぷりの雑貨たちに目を奪われる。
タジン鍋、アルガンオイル、ベルベル絨毯……
さっそく全力で買物を楽しんだ。

今回の旅は古いフィルムカメラを用意していて、
シャッターを切るのにやたら時間がかかる。
すっかりデジタルに慣れてしまったので、
この面倒くささがたまらなくいい。
モノクロフィルムがどんな絵を紡ぐのか、
帰ってからの楽しみが増えた。

 

カモメたちのお出迎え

エッサウィラは、建物の壁は白く、
扉や窓枠は青く塗られた統一感のある美しい街並み。
16世紀頃ポルトガル人が築いた城砦と城壁に囲まれている。

この町の名を一躍有名にしているのが、カモメの乱舞。
真っ青な空に、無数のカモメが
海風を受けて飛ぶ姿が印象的である。

あっと言う間に時間が過ぎ、
最後に港に行って、
海鮮焼きを食べて、エッサウィラを締めくくった。
たった1日だったが、わざわざこの街に来てよかった。

ロストバゲージがなければ…、
そんな後悔を滲ませながらも、
凝縮出来たと言い換えて街を後にしたーー。

「マラケシュまで!」

タクシーで約3時間。
忙しい旅ははじまったばかりだ。

 

旅のカケラ/slideshow

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