ナツタビ’14 (ボルネオ編) #11 君が思い出になる前に

 

午前5時、
森に響く鳥たちの囀りで目を覚ました。
なんて贅沢な朝だろう♬

冷たいシャワーを浴び、
さぁモーニングクルーズだ!と、
ごきげんに部屋に戻って来ると
事件が待っていた。

あれ?鍵がかかってるっ!

同部屋の二人を見つけ、
「鍵を貸して」と駆け寄るも、
二人とも首を横に振った…汗

ぇ…嘘でしょ!?

慌ててレセプションに行くも
スタッフは誰もいない。
そしてボートが出発する時間に…。

濡れた髪、
手には歯ブラシとシャンプーを持って、
なんとも様にならない
朝の川下りが始まった(泣)

 

当然カメラもなく、テンションはガタ落ち。
朝もやの熱帯雨林を分け入る
神秘的な写真を楽しみにしていたのに…。

幸か不幸か、その景色は圧倒的だった。
川の水面から立ちこめる靄。
木々は白いベールを纏い、
そこをボートは静かに滑っていく。

そして雲の隙間から朝日が射し込んだ。
ボートで水面が揺れ、キラキラと乱反射する。
こんな光景はなかなか見れないだろうなぁ…。

以前行ったアマゾン川の朝も神秘的だったが、
カメラがない分、今日の方が心に響いた気がする。

「旅は少しの未練を残した方がいい。
次に訪れる理由になるから」

昔の日記に書いた言葉だ。
いま、その言葉を反芻し、
キナバタンガン川に別れを告げた。

 

 

朝8時にスカウ村を出発し、
正午にはサンダカンの街に戻ってきた。
飛行機まではまだ9時間もある。
街を散策し、市場で食事をし、
最後は4時間もスパ(なんと4500円!)
をして旅を締めくくった。

 

そして空港。
チェックインカウンターに行くと
顔を見るなり名前を呼ばれた。
え、どうして知ってるの?

不思議に思ったが、搭乗時に理由がわかった。
なんと乗客はたったの4人。
超赤字フライトじゃん…w

21:25サンダカン→22:15コタキナバル

コタキナバルからの次のフライトは翌朝7時なので、
そのまま朝まで空港で待つつもりだ。
旅の終わりの感傷的な気持ちと、
いやってくらいの孤独と闘いながら…。

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