ナツタビ’14 (ボルネオ編) #03 ヒバリのこころ

旅先の朝は早い。
普段なら気持ちが重いのに、旅の魔力はすごい。
6時にパチっ、と目が覚め、
テキパキと支度を整える。

 

タム・キアンゲ

川辺の市場を覗き、
朝のみずみずしさと、活気を分けてもらう。

朝食や軽食を探すのにうってつけなのが「タム・キアンゲ」。

毎朝5時頃からオープンする朝市は、まさに市民の台所。
蒸したチキンとライスがセットになった「ナシアヤム」や
揚げた小魚やピーナッツとココナツ風味のライスを組み合わせた
「ナシレマ」などが定番の朝食が食べられる。

そして、その足でオールドモスクへ。
ブルネイを象徴するこのモスクは、
美しい白亜が水面に映る。

 

オマール・アリ・サイフディンモスク

純白の壁と黄金色に輝くドーム。
通称オールドモスクと呼ばれるこの建物は、
1958年に前代国王のオマール・アリ・サイフディン3世が設立。
贅を極めた造りで、イタリアの大理石や上海の御影石、
イギリスのステンドグラス、サウジアラビアのカーペットなど、
世界中の高級素材が使われている。

黒い上着を借りて中に入れてもらった。
なんだかハリーポッターのような衣装だったが、
神聖な気持ちになる。
旅の無事を祈り、そしてこの旅の意味を少し考えた。

観光客は皆無で、ひとりでのんびりとモスクを見学。
しばらく木陰で涼み、モスクを後にした。
照りつける日差しに負けず、
今度はカンポンアイール(水上集落)に足を運ぶ。

 

水上生活

飛ぶように走る水上タクシーは、まるで競艇。
狭い水路も、なめらかなターンでクリアしていく。
これは楽しいアトラクションだ!
たったの1ブルネイドル(80円)だし、
明日も乗ろっとw

さて水上集落。600年前から栄えていて、
今でも人口の1/10にあたる3万人がここで暮らしているとか。
道はスノコのような細い桟橋で、迷路のようで楽しい。

観光地ってわけではないので、
土産店もなく、純朴な暮らしが広がっていた。

これぞ旅の醍醐味。

当てもなく彷徨い、
日常の中にある非日常をカメラに収めた。

とまあ、ブルネイは半日もあれば
見どころは回れてしまうわけで、
午後は買物とスタバ探しを楽しむとしよう。

 

旅のカケラ/slideshow

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