ナツタビ’13(モンゴル編)#10 youthful days

 

「今日でナーダムが終わるよ」

宿の人に促され、モンゴルの夏の祭典
ナーダムに出かけることに。
この時期各地で開催されていて、
ここハラホリンも例外ではない。

エルデニ・ゾーの余韻なのか、
朝から4時間歩いた疲れか、
気持ち良くベッドで横になっていたのに、
この旅はとにかく忙しい。

そして2人のモンゴルおじさんが迎えにきた。

宿の人がことづてをしている。
実は乗馬をしたかったので、
「ナーダムの後に乗馬に連れて行ってやって」と、
伝えてくれているのだろう。

 

かくして、言葉がまったく通じない
おじさん2人に連れられて、
もうひとつの冒険が始まった。

ナーダムに向かうかと思いきや、
まずはおじさん宅へ。
家では、チーズ、馬乳酒、チャイが振舞われた。

モンゴルでは出された料理は
必ず口をつけなければならないらしい。
固いチーズに液状のチーズをつけ、
酸っぱい馬乳酒を飲んだ。
正直まったく美味しくない。

カメラを取り出し、おじさんを撮影しようとすると
ふいに立ち上がり、別の部屋に消えてしまった。
あれ、カメラはNGだったかな?

少しドキドキしていると、
モンゴルの伝統衣装に着替え、
お気に入りの帽子を整えながら戻ってきた。
なるほど、正装して写りたかったのかw

 

やっぱり特別な行事だからか、
おばさんも加わって家族で出発。
ところが、これで終わりではなかった…。

次々と親戚(?)宅をめぐり、
またチーズや馬乳酒を振舞われる。
これを4回繰り返してようやくナーダムの会場に。

 

モンゴル相撲や子供競馬を見学した。
腕時計を見ると、すでに18時を指していた。
マル、マル(馬、馬!)と、
乗馬を急かすとようやく会場を後にすることに。
(結局、自分たちがナーダムを楽しみたかったんかい!)

モンゴルは今の時期20時が日の入り。
まだまだ明るいが、朝の6時から行動しているから
さすがに疲れてきた。

 

車で草原を走ること30分、1棟のゲルに着いた。
またまたチーズと馬乳酒が登場。
もういいってば…泣

ようやく馬に乗る。
そして、何の説明もないまま走り出す。
ま、説明聞いたところでモンゴル語だしね。

ダァムという名の青年の後を馬は追う。
大草原を駆ける2頭は、実に絵になるシーンだ。

シッ!
青年が叫ぶと馬は速度を早めた。
前足と後足で跳ねるようだ。

うわぁ、ジョッキーみたい! !!

振るい落とされないように両手で鞍をつかんだ。
ところでどーやって止まるんだ?
もし、彼とはぐれたらこんな場所でひとりきり?
怖くなった…。

何度も振るい落とされそうになりながら
しばし、大草原で風になった。
1時間ほど駆け回り、元のゲルに帰ってきた。
彼はいったい何を目印にしているのだろう?

 

力が入り過ぎて身体の節々が痛い。
念願の乗馬は想像以上にハードだった。

 

その夜、疲れ過ぎて、そして
チーズ&馬乳酒の摂り過ぎでダウンした。
発熱したようで、吐き気と悪寒がヒドイ。
真夜中に這うようにゲルを抜け出し、
空を見上げた。

満天の星空だった。

でも見上げたのは一瞬で、
あとはひたすら地面に這いつくばり、
気を失うほど吐き続けた…。

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