フユタビ ’15(コーカサス編) ♯02 忘れ得ぬ人

0:55 モスクワ→4:55 バクー(アゼルバイジャン)

コーカサスの旅。
はじまりの国はアゼルバイジャン。
久々に国数が増えて、通算78ヶ国目。

時差の関係で長い長い昨日が終わり、
そしてほとんど眠れないまま今日がはじまる。

 

夜明け前のバクー

日の出が8時と遅いアゼルバイジャンはまだ真っ暗で、
夜明け前のバスに揺られていると、
異国に来た高揚感と寂しさが入り混じって、
ピリッとした旅のはじまりを意識させてくれた。

バクー駅の近くの公園でバスを降り、
ポケットの中でクシャクシャになった地図とにらめっこ。
ランドマークになりそうなものを探すが
英語表記ではないので思うようにいかない。

寒さに震えながら公園の周りをウロウロしてみたが
やっぱりここがどこかわからない。
仕方がないのでタクシーを拾い、
ホテルの住所を見せると
乗れ、と合図をくれた。料金交渉もできず、
いい人であることを祈りながら流れる景色を眺めていた。
(支払いは300円ほどだった。あー良かったw)

 

朝焼けの旧市街

宿に荷物を預け、旧市街に向かった。
大通りにでたところにハンバーガーショップを見つけ、
暖をとりたかったのと、小腹が減ったので
夜が空けるまでしばらくここで過ごすことにした。
異国の朝、今からはじまる冒険に胸が高鳴る。

公園を抜け、堅牢な城壁をくぐると、
絵本の世界が待っていた!
想像以上の光景に思わず声が漏れた…。

す、すっごい…!

30分ほど迷路の街を巡った頃、
これは気合いを入れ直してから来た方がよい、
と判断し、予定変更することに。
美味しいものは後にとっておくタイプw。
先に周辺のスポットを巡ることにした。

 

燃える丘

まずはヤナル・ダグという郊外の町を目指した。
メトロとバスで約1時間、
言葉は通じなくともスムースに到着。
メトロでは通行人が、バスでは運転手が
しっかりと案内してくれる。
頼もしい。

中でも優しさに感動したのは、
メトロを案内してくれた青年。
チケットを代わりに買ってくれて、
かつ乗り換えが必要だったため、
スマホで英語に翻訳し、
その先の行き方を詳しく教えてくれた。

なんて気配り。
イスラムの人はホントに優しい。
ホント、感謝、感謝だよ!

ヤナル・ダグは地下にある天然ガスが吹き出し、
消えることなくずっと燃え続けている丘。
思ったより規模は小さかったが、
道中の絶景に来た甲斐があったと思えた。

のどかな道を再び帰るバス。
もう行き方がわかったので、
帰りは音楽を聴きながらうとうとと夢の中にいた。

さて午後と明日は旧市街を満喫する。
日記が長くなったので続きは後ほど。
ここまでは順調だし、
久々に難易度が高い旅を楽しめている。

 

旅のカケラ/slideshow

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