ナツタビ ’19(ベトナム編) ♯1 重力と呼吸

ハルタビが終わって3ヶ月、
茹だるような暑さが続いている。
バックパックに必要最低限の荷物を詰め込み、始発列車に揺られた。

 

旅立の朝

午前5時、すでに汗が吹き出すほど気温が高い。

今日から始まるナツタビ。
寝不足からか、心の温度は低いままだけど、
しばらく仕事を忘れられる、と
車輪の唄が心地いい。
ひどく疲れたし、リセットが必要だ。

成田空港に着き、フライトスケジュールを確認すると、
1時間出発が遅れると表示されている。
幸い、乗り継ぎに余裕を持たせておいたので
影響はなさそうだ。

 

初のベトジェット

VJ823
9:40 成田→ 13:30 ホーチミン(ベトナム)

今年は大型連休になる企業が多く、
成田空港は出国ラッシュ。
滑走路も渋滞していた。
初めて搭乗したベトジェットは
過去最高に狭く、
これで長時間のフライトは…地獄。
リクライニングも5度くらいしか倒れないし、身動きはほぼ皆無。
往復35000円は安いのか、
高いのかわからなくなった。

重力と呼吸、
ただただ6時間が過ぎ去った。

ホーチミンに着き、
入国審査のために1時間並び、
国内線の乗り継ぎでチェックインカウンターでさらに1時間並んだ。
とにかく心を無にして
待つだけの時間を繰り返す。

 

至福のラウンジ

すべての手続きを終え、
ラウンジに入ると
ようやく心の温度が高まった。
ブュッフェでフォーや生春巻きを
たらふく食べ、
お腹も心も満たされた。
最近でなラウンジに寄りたいがために、
長めのトランジットを組んでしまう。

VN1374
17:55 ホーチミン→ 19:15 フエ

本日のラストフライト。
機内でまた1時間ほど待ち、
ようやく真っ暗な空を飛んだ。

ホテルに着くのは
いったい何時になるんだろう?

煌びやかなアジアの夜。
スパイスの混じった独特の香りと、
べったりとまとわりつく暑さが、
旅のはじまりの高揚感を思い出させてくれた。

 

旅のカケラ/slideshow

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