ビームス×遠刈田こけし

3/30(土)、BEAMS JAPANで
fennica別注のこけしが販売された。
ここ数年の定例イベントのようで、
即日完売となる人気のこけしだ。

今回販売されるのは4種類。
SAKURA KOKESHI、RASTA KOKESHI、
INDIGO KOKESHI、BLUE KOKESIの4モデルである。
ぜひとも全種類入手すべく、
早朝から整理券を求めて新宿へ向かった。

整理券配布の1時間前に現地に着いたが
すでに20人以上が並んでいた。
普段、ビームスに来る客層とは異なり、
きっとこけしファンなのだろう。
それにしても今日は風が冷たい。
身体を震わせながら列に並んだ。

手にした整理券は23番。
第2グループでの入店となった。
定刻まで1時間以上あったので、すぐ目の前にあった
「らんぶる」という老舗喫茶でモーニングを食べて待つことに。

11時20分、ようやく販売会場へ。
たくさんのこけしが並ぶ圧巻の光景。
どれも伝統を守りながらもスタイリッシュなデザインで
これならこけし好きでなくても欲しくなると思う。
様々な胴模様と、微妙な表情の違いがあるので
何体も並べてよく吟味した。

こけしの絵付けで今まで“青”が使われていなかったことに着眼。
ファッションと密接な関係にあるインディゴを彷彿とさせる
青色で絵付けをほどこしたのがテーマだとか。
伝統を踏襲しながらも新しい色を纏ったこけしである。

それぞれのこけしの特徴を紹介すると、
「INDIGO KOKESHI」は、本藍を使用したこけしで、
すっきりとした藍色は薄付きで、どこか繊細な佇まいだ。
胴模様がいろいろとあり、どれにするか迷ってしまったが
6寸を1体購入した。

 

「BLUE KOKESI」は、染料を調合した青を使用したこけし。
赤が差し色になっていて、柄のバリエーションも多い。
6寸を2体、4寸を1体の計3体を購入することにした。

 

 

「SAKURA KOKESHI」は、さくら材を使い、
伝統色の赤を基調に色付けしている。
今までのミズキの白さとは違った落ち着いた雰囲気が特徴で、
さくら本来の木目の色が美しい。
こちらは入荷数が少なかったため、早めにキープし、6寸を購入。

 

最後に「RASTA KOKESHI」は、
それぞれ帽子を被った可愛らしい姿で登場。
ボーダーや柄が入っているものなどどれも個性的で
南国を彷彿とさせる。
こちらも希少で、早めに6寸を1体手に取った。

これらのこけしを作ったのは仙台木地製作所の佐藤康広工人。
遠刈田系こけしをはじめとした木地挽物を製作していて、
木地師界期待の若き匠である。
当日は会場にも顔を出していて、
NHKのインタビューを受けていた。

 

世間はこけしブームらしいが、
たしかにそんな番組を見かけるし、
このようなイベントや個展も多い気がする。
そんな煽りを受けてか、我が家のこけしが
1か月で19体も増えたことはここだけの話w

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