小さなアキタビ ’20 北海道編⑤fin.

 

北海道で過ごす最後の夜は
札幌の街で〆のグルメを楽しむことに。
ラーメン、スープカレーなど、魅惑的なメニューがあるが
ジンギスカンを選択した。
ジンギスカンと言えばやっぱりここ、
「成吉思汗 だるま」

 

久々の“だるま”へ

 

いくつか支店があるが4・4二階亭にした。
ちょうどアメックスカードの30%キャッシュバックの
キャンペーン適応店だったから。
タイミング良くてラッキー。

軒先には行列ができていた。
まぁ当然の光景で想定内。
1時間くらいは覚悟していた。

待った分だけ美味しく感じるのもだるまの魅力。
「成吉思汗」(980円)、「キムチ」(350円)
「お新香」(200円)、「ライス中」(200円)
を注文し、飲み物はコーラをもらった。

創業60年余り、ジンギスカン1本で勝負している。
毎日仕入れとタレの仕込みを続けていて、
提供される新鮮なマトン肉は、
最高級の牛肉を食べているようだ。

ジンギスカンとは思えないほど臭みがなく、
うまみがたっぷり。
分厚く切られているので食べ応えもしっかりある。
タレはサラッとしていて、
爽やかな酸味とコクが味わえる。

もちろん肉はおかわり必須。
2皿目を食べ終わる頃、
鍋の端に置いてあるタマネギが
いい感じでクタってくる。
これが肉汁によく浸っていて驚くほど旨い。

結局3皿のお肉を食べ、
タレに熱々のほうじ茶を注いでもらって
特製スープで〆るのがだるま流。

 

〆はパフェ?

21時。
もう1軒はしごをすることにした。
札幌では呑んだ後にパフェを食べる
“しめパフェ”という文化がある。
深夜にパフェが食べられる店が多く、
バーでもパフェが提供されるのだ。

向かったのは変わった店名の
「パフェ、珈琲、酒、佐々木」。
店内はお洒落なバーで、
お酒とパフェが楽しめる。

 

ここでも行列ができていて、
40分ほど並ぶことになった。
結局、ほとんどの店で並んだなぁ。

バーテンダーがカクテルを作るように
目の前で芸術的なパフォを作って出してくれる。
長いカウンターテーブルで、
大きなカクテルグラスに盛り付けられたパフェを
みな静かに食べている光景は不思議だった。

「抹茶と烏龍茶」(1250円)

「塩キャラメルとピスタチオ」(1150円)

こうして、夏と秋の狭間を旅した
北海道で過ごす4日間が終わりを迎えた。
しばらくは海外には行けないだろうが、
日本も捨てたものじゃない。

いつかの記憶を辿りながら、
懐かしい原風景に出会うタビ。
バーでパフェを食べているこのラストシーンも
次は懐かしい記憶となって再会するのだろう。

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